片付けられないから卒業するまで

ミニマ二ストでシンプルライフ目指して、大人のADDを克服するために

メンタリストdaigo著「自分を操る 超集中力」で集中力を鍛える

あのdaigoさんの成績はビリだった!

テレビ等で、人の心理を読み解くパフォーマーとしてお馴染みのメンタリストdaigoさん。彼の著「自分を操る超集中力」は、ADDの日常にとって常に足りない、集中力・やる気を、いかに持続させるかとうかという面で、興味深く役立つ内容でした。

衝撃的な「まえがき」によりはじまります。

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告白します。
実は、かつて私は「LLD(学習障害)ではないか?」と両親や祖父に心配されるほど、集中力がなく、本当にじっとしてられない子供でした。

当然、勉強もできません。成績は学年227人中、224位。長時間、机に向かっている奇跡のような1日があったとしても、実際は集中できないので、何も覚えてないに等しいきもありました。

                              中  略

今思えば、周りの人たいと同じようにじっとしてられなかったことで、小学校1年から中学2年まで延べ8年間に渡るいじめが始まったのかもしれません。

いじめられっ子で成績もほぼビリだった当時の私は、ある日「勉強して、自分を変えようと決意しました。

そして闇雲にではなく、心理学や脳科学の専門書を頼りに、長い試行錯誤の上、予備校に通うこともなく、独学で慶應義塾大学理工学部に合格するまでの、集中力を手に入れることになったそうです。

中2で才覚したとは羨ましい限りです。40過ぎて自分のADDについてぼんやり気づき、最近脳科学の書籍類を読むようになった自分とは大違いで、羨ましい限りです。もともとの頭は大分違うとは思いますが。

集中力は鍛えられる

集中力には3つの原理原則があるそうです。

⒈ 集中力が高い人は、鍛え方を知っている
⒉ 集中力の高い人は、実は長時間集中していない
⒊ 集中力の高い人は、「疲れ」を脳でコントロールしている

集中力の源は、前頭葉のウィルパワーである

前頭葉は、脳の最高中枢であり、それが創造性、思考や感情をコントロールする力であり、それを「ウィルパワー」と呼びます。

 そのウィルパワーですが、2つの大きな特徴があります。

ウィルパワーの総量には限りがあり、集中力を使うことによって消耗していく
ウィルパワーの出どころは1つしかない

特に2つ目のウィルパワーの出どころは、1つしかないということが重要だそうです。

 

仕事が行き詰まっているからダイエットができない、あるいは片付けができない
家族とギクシャクしているから仕事に集中力できない 等、という現象が起きるのは自然であり、ウィルパワーが消耗し、脳自体が休息を必要している状態となります。

 

確かに、仕事で困難なことを抱えていたら、ストレスを抱えてこみ、片付けやダイエットまで上手くやる余裕もなくなります。片付けが習慣になているような人は別だと思いますが。

家庭内でゴタゴタを抱えていたら、安心して仕事に没頭することもできず、という状態にもなります。

 

この激しく消耗してくたくたりなりそうな脳のウィルパワーを鍛える方法があり、すぐに実践可能な方法は、ウィルパワーを増やすことと、節約することで強化していくことになります。

日頃やらないことを習慣化してウィルパワーを鍛える

鍛える方法の一例として、猫背だったり、足を組んで座って仕事にをする人は、姿勢を正して、あるいは立ったまま仕事を続ける等、常に意識て改めるという行動を、繰り返せば繰り返すほど、ウィルパワーを鍛えることができるそうです。

 

普段、外出先の公共の図書館、カフェ等は人目があるせいか、きちんとした姿勢で座って仕事をしたりします。そのせいかどうかわかりませんが、集中力は自宅の比ではないです。

家ではだらけた姿勢をになりがちです。背もたれのない椅子に座るとか、立ったまま仕事をするなりして、集中力をもっと高めるようにしたいと思います。

多すぎる選択肢は、ウィルパワーが消耗し脳が疲労させる

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朝、朝食は何を作って食べるか、何を着ていくか、仕事には何から手をつけるか、メールの返信はどうしようか、「やる」「やらない」「選ぶ」等これを繰り返し毎日やっていると、夕方までにはくたくたになります。ウィルパワーが一定量の低下してしまった後は、「先延ばし」にすることになってしまいます。

 

この「やりかけ」「先延ばし」にしておくことは、無意識に気にした状態となり、これを「決定疲れ」といい、これを放置し続け後回しにした場合、常にウィルパワーが消費されることになります。

疲れた時に物事を先延ばしにするのは、決定するパワーがなくなるからであり、集中力も底をついた状態になります。そして後回しにすればするほどウィルパワーも低下消耗していきます。

 

いつもいつも、未処理のまま、やりかけたまま、すぐやる予定がやらないまま、私はの頭の中は、「先延ばし」の山だらけです。頭はの中がクリアに整理された状態になっていることは、ほとんどありません。

モヤモヤがゴミが片隅に溜まっていりょうな状態です。ウィルパワーが常に消耗され続けている状態ということです。一晩寝たり、少しの休憩だけで回復するような消費量でないことは確かです。もしかしたら、常にゼロに近い状態なのかもしれません。

状態化するウィルパワーの消費を回避するには、バッチ処理で対処

すぐに片付けてしまい仕事は、1日の終わりなど、時間を決めまとめて処理することが大事。思いついた雑用を、付せん等にメモして、まとめて片付けてしまい、後日にとう先延ばしでウィルパワーの消費を防ぐことになります。

すぐに片付けてしまい仕事は、1日の終わりなど、時間を決めまとめて処理することが大事。思いついた雑用を、付せん等にメモして、まとめて片付けてしまい、後日にとう先延ばしでウィルパワーの消費を防ぐことになります。

毎日の集中力を使う作業を習慣化し、ウィルパワーを節約する

 日々の雑務に追われ消耗している人(私はのような)と、1日集中力を保てるような人がいます。この違いは、ウィルパワーが節約できているかどうかにあるそうです。

ウィルパワーの節約方法は、1日のやるべき雑務を習慣化できるかにかかっています。習慣化により、前頭葉ではなく、小脳が主に使われるようになります。無駄にウィルパワー使わず、作業を終えることができます。

このように1日を通して集中できる人たちは、ウィルパワーを使うことなく集中しています。そして余ったウィルパワーを、より重要なことを習慣化させるために発揮することができます。

1つひとつ、ウィルパワーを消費せずに処理できる作業を身につけていく。こうしてエネルギーを節約しながら、習慣化に集中することで、あなたも次第に集中力をうまくコントロールできるようになります。

日々の生活で 持ち物と選択する機会を減ら習慣化すること

物事を選択することに使うエネルギーと、集中する時に使うエネルギーは同じウィルパワーです。日々の生活で選ぶ場面が少ないほど集中力はあがります。選択肢と物はできるだけ少なくし、生活をシンプルにするのが重要なになります。

 

朝何を食べるか、家事仕事をどこで片付けるか、何を着るか、どこから仕事は手をつけるか、メールの返信はいつするか?等できるだけ、その都度考え選択ををせず、あらかじめ決めておき、何も考えず行動ができるようにして、ウィルパワーを消耗しないようにということです。

 

この本を読んてから、とりあえず、朝(兼昼)食は数パターンを決め、迷わず朝短時間で用意できるものにすることにしました。衣類もやはり数パターン決めました。

 そして1日しなければいけない掃除等の雑用日課も、夕食の下準備も、朝仕事前にできるだけ片付けてしまうことに。

翌朝する手順は前の夜に、あらかじめ自分に指示を出しておき、できるだけウィルパワーを使わないようにします。

 

まだまだ、改善の余地、節約の余地がありそうですが、ウィルパワーの無駄な消費をしないように意識できるようになっただけでも、良かったと思います。

次回は、⒉ 集中力の高い人は、実は長時間集中力していない  についてです。