片付けられないから卒業するまで

ミニマ二ストでシンプルライフ目指して、大人のADDを克服するために

注意欠陥障害ADD・ADHDがアルバイト・仕事がで直面する困難は(その4)

ADDの人の人生は、自分に向く仕事につけるかどうかにかかっていると思います。不幸にして仕事に就けない場合、半年から数年とくらいの準備期間を長いスパンで考え、とりあえずなんとか務まる仕事・アルバイト等で、生活するために食いつながなければなりません。

前回はこちらです。

 コンビニはダメでもスーパーのレジはOK

時給でいったら、800〜1100円くらいのスーパーのレジはコンビニと並び、近所で気軽に始められるアルバイト・パートとの仕事の代表格ではないでしょうか。

ただし、コンビニの店員、私は1週間でドロップアウトしました。地下鉄の駅前新規開店の、既存のお店と差別化を図ったナチュラルで高級路線のイートインのカフェ付き、おしゃれな店ということで、ここならやりたいかもと思い、応募し採用になり勤めだしたのですが、1週間で無理だと思い知りました。

 

やることが多すぎたのです。朝に店前の掃除とトイレ掃除は、ほとんどきれいなのでこれは楽でしたでしたが、レジ業務の他に朝に納品の検品品出し、レジ前のオーブンでベーカリーの焼き上げ、各種振込、チケット発券販売、荷物の受付発送手続き、レジの点検、ソフトクリーム販売、廃棄処理、ざっと思いつくだけでもこれだけあります。

それを、駅前でオープン直後、昼の混雑期を挟んでの仕事は、ADDの私にはお手上げパニッ状態でした。

 

コンビニといったら主に学生のアルバイトと思っていまいた。学生や主婦の方が気軽にに始められると思っていたアルバイトが、こんなに大変だったとは。昔弟が気楽そうにやっているなと思っていたのに。

やっぱり人が普通に対応できることを、ものすごいエネルギーと神経を使っても、私にはできないのだとは悟りました。それがADDの特性だとはまだ気付いていませんでした。

 

しかし、レジ業務だけに特化した仕事ならばなんとかなるのではと思い、大手スーパーの夕方の時間帯のレジをやってみました。
慣れるまでは大変でしたが、なんとか務まることはできました。過不足金を時々出してしまいました。けれど、どんなに慣れたつもりでも、集中が切れるのか、たまに過不足きんを出してしまいます。そこは繁盛店でもともと過不足金も出やすく、私だけが特に目立つというわけではありませんでしたが。

 

小売業界は常に人手不足状態でブラックに近く有給も、代わりの人を探すなどしない限り、なかなか取れませんでした。出勤日を5日から4日してほしいと頼んでも応じてもらえませんでした。

閉店までのラストの時間で入ると、お金の精算業務がありますので、最初は繁盛タイムの時間だけに入るのが楽かもしれないと思いました。

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苦手な人間関係に煩わしされることも少ない

人間関係の煩わしさはあまり感じませんでした。レジに入ったら基本1人でやるので。

対人関係に苦手意識があったとしても、いらっしゃしませ、お待たせしました、申し訳ありません あるがとうございます! が言えればなんとかなります。

 

主婦が多い昼間とは違って、夜は色々な人がいました。出勤前に他で仕事がをしているダブルワークの人も多かったです。昔大手企業の秘書課にいて英語がペラペラな40代の女性、小さな子供がいながら、帰宅した旦那さんに見てもらって、ラスト(23時)まで働く女性、システムエンジニアをやっていて体を壊して辞めてたきた女性、ご主人に先立たれて、働き出して定年の近い年齢の女性…等々。

 お互い深く詮索することもなく、打ち解けたら少しずつ事情を共有し合うという感じした。学生は外国人(中国・韓国)が結構しました。

 

人間関係等煩わしいことがあって嫌になっても、いつでもどこでも募集が出てるような感じなので、ささっと辞めて転職もしやすいです。

制服について

制服は、シャツシャツブラウスとエプロンと帽子・三角巾の装着くらいが楽です。店によっては、パンツまたはスカート、ブラウス・ベスト・帽子等、完全装備の制服のところもあります。着替えも時間がかかりますし、洗濯も面倒です。何より忘れ物にも気を配らなくてはなりません。

ギリギリに出勤し、さっと帰る私は、シャツブラウスをTシャツの上からさっと着て、エプロンをするだけなのは楽でした。退社する時も、さっと脱いで帰れます。ズボンも靴も、黒紺系と指示があるのなら、最初から履いていきました。

自分の生きやすい場所を見つけるために

オペレーターの仕事とレジ業務はなんとかなる仕事でした。基本的に楽ではありませんが。

他に、お惣菜作り、皿洗い、派遣事務、ぜーんぶ〜だめでした。首になる前に自滅して辞めました! どれも普通の人なら難易度の低いレベルの仕事がでしたが、私はには本当にに無理でした。

 

オペレーターの仕事は、事務処理が苦手でも、契約が取れたり、きちんと応対業務さえこなせれば、なんとかなる仕事でした。

 

レジ業務は、最近のレジは預かり金の入金から釣り銭まで、完全自動のレジも増えているので、間違いもほぼ出にくい状態です。後は、細かい処理、カード・電子マネー・ポイントカードの扱い等の処理さえ一度覚えればなんとかなります。

 

ただし、私はの能力ではオペレーターの仕事が勤まっても、何年かしてSVになり、後から入社してくる後輩の指導者になる可能性は、絶対にないでしょう。後輩に追い抜かれることはあっても。

レジの仕事も同じです。どんなに長く勤めてもも時給すら100円も上がる(能力的にも)ことはないと断言できます。

あくまでも私はにとっては、通過点で準備期間にするしかないんのです。ギリギリの生活費を稼いで生活はしていけなくもありません。それでは生きている意味を感じられません。負のスパイラル、負の連鎖にはまりそうになったら、抜け出さないといけません。