ADDの脳! 頭のゴミ、もやもやをスッキリさせて、脳を目覚めさせたい! (前)
脳認知学者の苫米地英人氏の著書は、ADD・ADHDの人向けに書かれているわけではありませんが、目標に達成に向けての方法を、素人とでもわかりやすく解説し、実行方法を具体的に述べていています。
脳認知学者・苫米地英人著
「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!
自分の中で脳のくせについては、少しは理解した上で、ADDというハンデはどの程度のものかはわかりませんが、苫米地英人氏の脳機能についての理論は、ある程度理解できたので、実行してみる価値はあるのではと思いました。
新しいことにチャレンジするということは、脳の刺激にもなり、たとえ失敗に終わったとしても、経験値が増えることは、自分にとって今後プラスになるはずで、読後にぜひ実行してみようと思いました。
自分の中で脳のくせについては、少しは理解した上で、ADDというハンデはどの程度のものかはわかりませんが、苫米地英人氏の脳機能についての理論は、ある程度理解できたので、実行してみる価値はあるのではと思いました。
新しいことにチャレンジするということは、脳の刺激にもなり、たとえ失敗に終わったとしても、経験値が増えることは、自分にとって今後プラスになるとは思います。
Step1
イライラ、怒り、嫉妬……
生産性を下げる「感情のゴミ」を捨てる
●ちょっとしたミスに慌てて、いつまでも落ち込んでしまう。
想定外のことが起きたら、それだけで一日中パニックが続く。
●日曜の午後になると明日の仕事を考えてうつになる。平日は早く仕事を片づけて家に帰りたくて仕方ない。こんな煮え切らない一生を送っていいのだろうか。●ソリの合わない同僚から嫌味を言われた。頭にきた。
上記の三つの悩みは、 一見するると関連性がないように見えますが、実は同じ根底にあるゴミなのだそうです。
感情というゴミ
世の中には、そいういった感情をある程度コントロールできる人と、簡単に左右されてしまう人がいるのだそうです。
感情に左右されやすい人は、倫理をつかさどる新しい脳、前頭前野より、感情をつかさどる古い脳、偏桃体に支配されてしまい、より原始的であり、ゴリラやサルに近いそうです。
まさに私が仕事勤めをしていた頃、いつも抱えていた悩みというか感情です。ということは、私はゴリラやサルに近いということでしょうか(笑)
このような人を苫米地先生曰く、感情に振り回される人は「抽象度」低いのだそうです。
「抽象度」を高くするには、視点を常に高く置き、俯瞰の目で客観的に見られるかどか。
「抽象度」を上げるにはどうすればよいか?
抽象度を上げるためには、ゴールを持つことが大事であり、常にゴールを達成するために行動することが重要でだそうです。
目的・目標というものに視点を合わせていれば、抽象度が上がり、ゴール実現のために、マイナスな感情というゴミにに振り回されることはない。
常にホールを意識し、ゴールのために行動しているか、自問すべきである。
嫌な気分をずっと引きずったりせず、気分をうまく切替えていけたらと思いますが。夢や目標は持ってはいても、日々の感情に翻弄されてしまうことは少なくありません。
夢や目標は持っていても、常にそれを意識い行動しているかと言ったら、意識はしていませんですね。悪い感情だけではなく、楽な方にもすぐ流れやすいですし。
幸福感に浸るひたることも感情というゴミの一種
買い物をしたり、おしゃべりをしたり、楽しいこと嬉しいことは幸福感にひたれますが、その幸福感にひたることはゴールとは関係ありません。幸福感を目的に行動しても、次に起きる辛いこと等で一瞬に吹き飛んでしまいます。
目指すべきはゴールであって、幸福感という感情に浸っていても、ゴールを達成するわけではないので。
ゴールの達成に近づい時の副産物として「嬉しさ」「楽しさ」「幸せ」のような感情が、モチベーションになり、さらなく飛躍に。
それでも、心が傷ついてしまった場合は、抽象度を上げる
抽象度を上げれば、心の傷は早く癒える。
やりたいことをやれば脳は目覚める
ゴールとは、自分が心から実現したいゴールであい、自分自身がやりたいことに向かっているのなら、高く集中して仕事に打ち込められる。
冒頭の三つの悩みはへの回答は
心から望むゴールを持ち、
ゴール達成に向かって今を生きよ。
ならば感情のゴミは必ずなくなる。
ポイントを要約すると
目標にとするゴールがあれば、感情に振り回されることはない。
全ての感情にを娯楽に変え、ゴールに意味のある感情にのみを持て。
これが実行できたらどんなにいいでしょううか。
特に全ての感情にを変えるということは、難しいですね。
常にゴールに意識を持つというのは、日々心がけていきたいです。
Step2
満たされない焦燥感……
「他人のモノサシ」というゴミを捨てる
今は、私自身他人というモノサシは、特に気にすることはなくなったので、割愛します。
Step3
変わりたいけど変れない……
「これまでの自分」というゴミを捨てる。
現状維持をしようとする協力な機能、ホメオスタシス
自分が変わろう、現状から抜け出そうと決心しても、安定した現状を強力に維持しようとする、ホメオスタシス「恒常性維持機能」が働いてしまうそうです。
そこから抜け出すためには、これまでの自分、ゴミでいっぱいの自分を丸ごと捨てて、一度ゼロにすること。
過去が未来をつくるのではなく、未来が過去をつくる
この概念は、苫米地英人氏の書籍を読めば、概ね理解はできると思いますが、短い文面で説明する能力はありませんので割愛します。
この概念は、苫米地英人氏の書籍を読めば、概ね理解はできると思いますが、短い文面で説明する能力はありませんので割愛します。
自分が楽でいられる範囲のことをコンフォート・ゾーンと呼び、このコンフォート・ゾーンは非常に頑固で、ホメオスタシスの力が働き、変わりたいと願っても、やっかいなことに、思考と行動を強力に制限します。
ホメオスタシスを良い方向に変えるには、自分のパソコンのハードディスクのように、情報を書き換え、ホメオスタシスのフィードバックを良い方向に書き換えてしまう。
このへんになると、少し難解なんですが、次の章で詳しく説明されています。
過去は未来に影響しない。
本気で変わりたいならば「これまでの自分」を捨てよ。
そうすれば誰でも思い通りの未来をつくれる。
自分が変わりたくても変われないのは、コンフォート・ゾーンにとどまるように、ホメオスタシスが働くから。
そして、目下のわたしの最大の敵は、ホメオスタシスである。
Step4
自分に自信が持てない……
「マイナスの自己イメージ」というゴミを捨てる。
●今月も部署の中で自分の成績が最低だった。もう這い上がれないかもしれない……。
●思い切って会社を辞めたいが、この不況の氷河期。資格も専門性もないし、この先、大丈夫だろうか。
●売れる企画を考えろと言われているが、何をどう考えればいいのか……。自分が思いつくようなものは、すでに誰かがやっているし。そんなおいしい話が簡単に見つかるはずないじゃないか。
世界は言語でできている。言葉による悪循環
頭のモヤモヤは、言語でできており、自分自身も、自分に対しても、常に刷り込みを行い、モヤモヤ感を量産しているのだそうです。
「会社行きたくない」「だるい」「帰って寝たい」等ネガティブなものから、「よかった」「やったぁ」「きれいだ」等ポジティブなもの、自己対話も。
しかし、実際にはネガティブな自己対話の方が圧倒的に多く、多くの人が自己イメージがマイナスに方に偏っているそうです。
自己イメージが低いほど、自己対話もネガティブになり、さらに自己評価も下げるという悪循環に。
親に「お前は気が小さい」「お前は不細工だ」「根気がない」「体が弱い」と言われて育つと、その通りに自己イメージを固め、育ってしまうそうです。
実際親からほめて育てられるより、欠点を指摘され続けて育つ子の方が多いかもしれません。
私自身得意なことは、わかりやすく評価される分野だったので、その件に関しては自己評価は高かったかもしれまんが、生活行動面・学習面では、足りないところだらけで相殺され、自己評価も低くなっていたと思います。
マイナスの自己イメージを持って縛られていると、マイナスの自己イメージ通り、ホメオスタシスが働くので、マイナスの自己イメージは捨てなければならない。
そのイメージを捨てるためには、言語のコントロールが重要。
失敗したことは二度と思い出してはいけない
失敗したことによる、自己対話によって、マイナスの自己イメージとブリーフ・システム(自己イメージから生まれた信念)をさらに強固にしてしまうので、失敗体験の反芻はしてはいけない。
失敗したときは、「しまった」「最悪だ」とは思わず、「自分らしくないな」「もうしない」「もっとできるはずだ」とポジティブな自己対話こそが重要であり、失敗によって自己評価を下げてはいけない。
エフィカシー(自己評価)の高い人の頭にゴミはない
「自分には行動力と発想力がある」という高いエフィカシーを持つ人と「自分には行動力も発想力もない」と低いエフィカシーを持つ人とでは、同じ能力を持つ人でも、パフォーマンスに大きな差がでます。高いエフィカシーによって、ホメオスタシスの働き方が変わるからです。
エフィカシーが高ければ、ずば抜けた行動力と発想力が発揮される方向に、ホメオスタシスのフィードバックが働き、自然とその能力が発揮されます。逆に低かれば、マイナスの方向に働いてしまうそうです。
この項のポイントとしては
ネガティブな自己対話はやめ、マイナスのイメージの自分自身を捨て、これまでのブリーフをポジティブな自己対話に変え、エカフィーを高め維持すること。
そしてStep5〜は次回(後)へ